チェルノブイリと福島を追い続けている写真家・中筋純さんの数々の作品が、あざみ野アートフォーラムに展示されました。
原発事故により、そこに住まい暮らす人たちがいなくなった街のうつろいや風景を撮影した数々の写真の発するメッセージに、心打たれました。
無人化した放射能汚染地域の静けさだけでなく、四季折々の自然の変化、時の流れと共にかつてあった営みが過去のものと化していく経過が映し出され、人類の起こした災害がもたらすものの大きさを肌身で感じました。
1986年のチェルノブイリ原発事故、2011年の福島原発事故、それぞれの事故は事故後何年経っても、途絶える事のない数々のメッセージを遺し続けます。そのメッセージから目をそらさず、私達人類は与えられた命と自然と真摯に向き合って生きる姿勢を持たねばならないと心に刻みました。