北海道北広島市にある、「北海道ボールパークFビレッジ」の官民連携プロジェクトについて視察しました。
Fビレッジは、約32haの広大な敷地に、野球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」、商業施設、宿泊施設、グランピングエリア、居住区等が共存する複合エリアです。Fビレッジは、長年未整備であった総合運動公園予定地を活用し、官民連携で新たな都市空間を創出しました。その着目すべき点は、北広島市がプロ野球団との協議を重ね、かつスピード感を持って、実現できたことです。
2017年12月にファイターズと意見交換してから、わずか3年足らず(2020年10月)で、新球場建設決定、2023年1月には竣工することができました。その背景には、人口減少期を迎える中で、ボールパークが果たす役割、「未来のまちづくり」や「次世代を育む」「SDGs の推進」など、ファイターズと行政との共通の想いを持つことができたことが挙げられます。
さらには、行政が積極的に市庁舎の機動力を活かし、迅速な意思決定と職員の横断的な連携により、市民理解の推進、市議会の承認を得られたことも、早期実現の大きな要因として挙げられます。
ボールパークFビレッジには、株式会社クボタと北広島市が連携し設立、運営されている農業学習施設もあります。市民だけでなく、就農者にも資する施設であり、農や食の大切さに加え、農業の最先端技術の実際も体験できました。
今後は、ビレッジ界隈に鉄道の新駅、大学、マンション建設など、新たなにぎわい、経済効果の創出が期待されます。横浜市においても、人口減少期を迎えます。官民連携で、魅力あるまちづくりを、新たな発想で、力強く推し進めて行くことが必要です。今回の学びを活かして、広い横浜、様々な可能性を追求して行きたいと思います!
p.s 北海道銘菓「白い恋人」の生産工場も北広島市にあるとのことです

