昨日は、横浜市会にて、日本被団協ノーベル平和賞受賞講演会が開催されました。日本原水爆被害者団体協議会事務局次長、横浜市原爆被災者の会会長の和田征子さんによる講演は、被爆者の実体験から、核兵器の被害の凄惨さを心に深く刻む記憶となりました。
被爆者の記憶を語り継ぐ方々も、年々減っています。一方、若い世代が記憶を継承し、力強く情報発信する取組みも行われています。ノーベル平和委員会のヨルゲン・フリードネス会長は、「被爆者に会ったことはないが、被爆者について本を読んだことはある。地球の裏側にいても、知ることができる。」と話をされたそうです。
私はこの講演会で、被爆者の方と直接会い、筆舌に尽くしがたい、辛く悲しい体験、核兵器がもたらした非人道的な被害を知ることとなりました。被爆者の記憶を継承することは、核兵器により尊い命を失う人、この上ない苦しみの人生を送る人を無くす、つまり核兵器の廃絶につながると考えます。非核宣言自治体、ピースメッセンジャー都市である横浜市として、市民の皆さんとともに、この世界で二度と新たな被爆者を生み出さない取組みを推進して参ります。