昨日は、横浜市役所1階アトリウムにて、『2025国際女性デーin横浜』が開催されました。
国際女性デー(3月8日)は、国連により1975年に定められました。
3月8日を「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念日とするよう、提唱され始めたのは、1910年にまでさかのぼります。
それから115年経過した今日、女性が組織や企業の幹部を務める割合など、女性活躍の場や機会は増えて来ていますが、いまだ性差別による苦しみや悩み、困難を抱える女性が少なくありません。
残念ですが、昨日も私の所には、性被害に苦しむ女性からの相談がありました。加害者男性は加害者意識がないとのことで、被害者が会社に相談しても、二次被害が起こってしまう状況です。
今回、壇上でご挨拶の時間を頂きました。女性の抱える困難は、女性だけでは解決することができなくて、男女ともに相手の人権を尊重することで、互いを思いやることの大切さをお伝えさせて頂きました。
また、男性の参加者も多く、先日の議会で取り上げた、困難を抱える男性に対する、男性による相談が始まることもご案内しました。
男女問わず、「相手が嫌だ」と感じること、「相手が怖い」と感じることをしない。皆がそのことを意識すれば、抱えなくて良いはずの苦しみや困難は発生しません。
国際女性デーをきっかけに、誰もが互いを思いやり、尊重した行動を取れる社会を実現したい。そのためには、これまで議会で取り上げて来たように、誰もが人権について理解を深め尊重できる風土を醸成しなければなりません。
会場となったアトリウムには、国際女性デーのシンボルであるミモザの花が添えられていました。花言葉は、感謝、思いやり、友情など、相手を大切にする意味が込められています。人は花を通して、人を大切にする意識を啓発されます。
生きるということは、私たちを取り巻く、人と人との関わり、自然界との関わり、万物の存在を大切に思いやりを持つこと。そのような横浜にできるよう、引き続き、市政に取り組んで参ります。

