横浜は1859年の開港以来、日本最大の生糸(シルク)輸出港として、近代日本の発展を支えた「シルク貿易の地」です。各地から運ばれたシルクが、横浜から世界へ輸出され、山下町周辺には、かつて外国商社や取引所が立ち並んでいました。その名残として、横浜にはシルク通りがあったり、シルク博物館があります。
シルク博物館では、蚕から繭が作られ、それが衣類や小物などのファッションに繋がり過程が学べます。白い繭は養蚕で作られたもの、緑色や金色、銀色などの繭はや野蚕です。野蚕は自然の中で成育するため、保護色で身を守るために繭の色に反映されます。
蚕の糞は漢方薬の原料になり、蚕は循環型社会の形成に資する貴重な自然資源と言えます。石油由来の化学繊維と異なり、餌となる桑、蚕、繭、糞全てが自然由来であり、脱炭素にもつながります。日本の伝統工芸とも言えるシルク。今一度、シルクの価値を認識し、横浜からシルク文化を再生して行きたいと思いました。

