アートフォーラムあざみ野にて開催された『もやい.next』最終日、ちょうど館内1F、2年2組教室では、もやい学園夏期特別講習(ギャラリートーク)が開催されていました。多くの受講者の皆さんが、ランドセルの乗った教室の椅子に座り、中筋純先生の魂のこもったお話に熱心に耳を傾けていました。
私も教室の後ろに立ち、中筋先生の話に耳を傾けました。その教室の光景から、11年前、東日本大震災、福島原発事故に遭った子ども達の当時の思いやその後の人生について、思いを巡らせました。
今回の『もやい.next』では、当時、小・中学生だった若者たちが、3.11をどう捉え、何を感じ、どう向き合っているのかを表現したアート空間が繰り広げられています。
次世代アーティストが、3.11と福島原発事故を、様々なアート表現で、私たちの心揺さぶるメッセージを伝えてくれていました。薄れゆく記憶を覚醒させ、語りつなぐことの大切さを肌身で感じた貴重な機会となりました。