尊尊我無の島・与論島に思いを馳せて(2020.08.13)

尊尊我無(トートゥガナシ)は、「ありがとうございます」という感謝の意味を表し、与論島で日常的に使われている言葉です。自分を無くし、出会う相手や出会いそのものを尊ぶという意味もあります。

 与論島は在宅での看取りが当たり前の島で、その要因について研究するために、与論島へひとり足を運んだものです。ご先祖様や家族に日々感謝して生きる与論島の文化に触れ、尊尊我無の島の存在が貴重で神々しくも感じました。そして、与論島の看取り文化から学んだ事が私自身の人生にも大きな影響を与えています。

 今日は夏空の向こうにいる今は亡き大切な人のお誕生日。最期まで私と一緒に自宅で笑顔で過ごしてくれた事に感謝すると共に、今コロナ禍にある与論島の皆様の1日も早いご回復をお祈り致します。

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