緑区竹山団地にて、来年4月オープン予定の「未来研究所 竹山セントラル」と「空気研究所 竹山エアラボ」を視察しました。
竹山団地では、これまで神奈川大学サッカー部の部員が竹山団地に住み、サッカー部をサポートしている特定非営利活動法人KUSCとともに、竹山連合自治会の協力を得て、様々な取り組みを行ってきました。これら取り組みを踏まえ、神奈川県住宅供給公社、神奈川大学、NPO法人KUSCの三者がさらに協働し、団地内にある竹山中央商店街の2つの空き店舗を改修し、新たな交流拠点を開設する運びとなりました。
「未来研究所 竹山セントラル」は「運動」と「交流」の2つの視点から竹山団地の未来を考え研究する場として、「空気研究所 竹山エアラボ」は、大学等と連携し、低酸素機器を導入し身体的効果を研究する場となります。両施設ともに、神奈川大学建築学部による洗練されたデザインで、デザインのみならず、多世代が利用しやすいようなインクルーシブな視点、災害時には避難所として利活用することを想定した内装など、多機能をもつ施設となっています。
「竹山セントラル」では、文化芸術を推進する取組みも行われており、フリーの共用スペースでは、イラストレーターの山﨑杉夫さんによる、竹山団地の四季を描いた作品が飾られていました。それらイラストによるカレンダーも作成され、竹山団地への愛着を深める、温もりある作品と感じました。
これもひとえに、これまで神奈川大学サッカー部、監督、大学関係の皆さん、自治会や地域住民の皆さんが築いてきた深い絆があるからこそと思います。青葉区にも竹山団地のように、高齢化が進んだ団地が複数あります。こうした若い力を活かした、団地再生や地域活性化は、横浜市、他都市にとっても、先進的な取組みとなると考えます。竹山団地での取組みの学びを活かして、青葉区、横浜市における団地の課題を解決して参ります!