公設民営酒蔵のノウハウを学び、横浜らしい日本酒の誕生を期待して!(2024.04.14)

北海道東川町には、全国でも珍しい公設民営型酒蔵があります。東川町は農地の80%が水田であり、肥沃で広大な大地と、大雪山の伏流水に恵まれ、毎年美味しいお米ができる一大産地となっています。

美味しいお米がとれる地域であるにも関わらず、酒蔵がないという課題があり、東川町は酒蔵を建設し、プロポーザルで酒造会社を公募しました。その結果、岐阜県中津川市で143年酒造りを続けてきた三千櫻酒造が、2020年11月に東川町へ移転しました。地球温暖化や蔵の老朽化により、今までこだわり抜いてきた日本酒を造ることが年々難しくなってきたことで、岐阜県から1,500㎞以上離れた、東川町という新天地での酒造りを決意したとのことです。

三千櫻酒造の移転を機に、JAひがしかわの農家の皆さんが、「自分たちで栽培したお米で造った日本酒をのみたい」と、2020年に酒造好適米「彗星」「きたしずく」の栽培がスタートしました。現在では、東川産のお米を使った上質な日本酒が、JAひがしかわブランドとしても販売され、東川町のふるさと納税でも東川オリジナル限定酒が返礼品として届けられています。

横浜市内にも、美味しいお米づくりをしている農家の皆さんがいらっしゃいます。横浜市の美味しいお米で造った、上質な日本酒が市内で誕生する日が来ることを期待してやみません。

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