本日3月15日(金)から6月9日(日)まで、第8回横浜トリエンナーレが開催されます。
横浜トリエンナーレは、3年に一度開催される現代アートの祭典です。2001年にスタートし、200を数える国内の芸術祭の中でも長い歴史を誇ります。国際的に活躍するアーティスティック・ディレクターを招き、世界のアーティストたちがいま何を考え、どんな作品をつくっているかを広く紹介するのが特徴です。
今回のテーマ『野草:いま、ここで生きてる』は、気候変動や戦争、不寛容や経済格差のある社会に生きる私たちの不安を、アーティストや会場の皆さんと共感し、また生きる希望を見出す、感情労働をかき立てる内容となっています。アーティストの心を察しながら、アーティストが形にした作品を見る行程は、私自身の生きる意味を考え、そして、全ての人々の生きざまに目を向ける、きっかけとなる、貴重な時間でした。
3年の工事休館を経て、今回リニューアルオープンを迎える横浜美術館は、沢山の作品を効率良く見ることのできる工夫がされています。多機能トイレや、授乳室を完備するなど、バリアフリー対応となっています。
私も再訪し、一作品一作品に込められたメッセージを深く感じ、生きることを真正面から受け止めて、明日への糧にしたいと思っています。ぜひ、皆さんも横浜トリエンナーレにお越し下さいませ。