常任委員会の行政視察、市民局関連では、北海道白老町の「ウポポイ(民族共生象徴空間)」を視察しました。
ウポポイは、アイヌの歴史、文化を学び伝えるナショナルセンターとして、長い歴史と自然の中で培われてきたアイヌ文化を様々な角度から伝承・共有し、アイヌの世界観や自然観を学ぶことができる施設です。
また、ウポポイは存立の危機にあるアイヌ文化の振興・創造等の拠点として、将来に向けて先住民族の尊重の尊重、差別のない多様で豊かな文化を持つ社会を築く象徴としても位置づけられています。
施設には、アイヌの伝統的な衣服や住まい、伝統工芸品の展示に加え、アイヌの歴史を学ぶシアター、伝統的な音楽や踊り等のショーも見ることができます。アイヌ語の優しい響きが、大自然に囲まれた大地と共存し、現代を生きる私たちに欠かせない、万物との共生を体感する貴重な機会と場になりました。
横浜市にも、全国各地、世界各国から移り住む方々、観光等に来訪される方々がいます。多文化共生を大切にし、互いのアイデンティティを尊重する風土を生み出す施策を推進して参ります!