横浜市歯科医師連盟・(一社)横浜市歯科医師会での座学、横浜市歯科保健医療センターの見学に参加させて頂きました。横浜市には、神奈川歯科大学、鶴見大学歯学部、横浜市歯科保健医療センターが主に障がい者歯科医療を担っています。
配慮を有する障がい者の歯科治療は、専門知識と技術を有した歯科医師や衛生士、麻酔科医が、一人一人の特性を把握して時間をかけて、患者さんに対応する必要があります。また、全身麻酔下で治療が行われる場合もあり、全身麻酔を実施するまでに時間を要し、その後に治療、覚醒後のケアなど、1日に対応できる患者数も限られます。
横浜市では、障がい者数が年々増え続け、それに伴い、障がい者歯科医療のニーズが高まっています。現状、受診待ちが4カ月と深刻な状況です。近隣他都市へ治療に行かざるを得ない患者さんもいらっしゃるそうです。横浜市には歯科保健医療センターが1カ所しかない事も課題です。横浜市では、障がい者歯科保健医療に関する調査を実施しています。現場の声と調査結果からニーズを適切に把握し、早期治療が必要な患者さんが取り残されないよう、市政に取組んで参ります。