横浜市緑区北八朔町にある小規模多機能型居宅介護『さざんか』を視察させて頂きました。
今回の視察では、横浜市の介護現場で活躍するベトナム人介護スタッフの方、ベトナム人を雇用している施設の方にヒアリングを行うためです。
ベトナム人介護スタッフのトゥーイさんは、来日して3年、日本語の日常会話や介護用語も伝わります。施設の仕事と両立して日本語の勉強、介護福祉士国会試験合格へ向けての勉強を続けているそうです。
同じ施設で働く日本人スタッフの皆さんが親切にサポートしてくれること、介護の仕事が好きなこと、介護福祉士国家試験合格を目指して一生懸命勉強していることなど、丁寧な日本語で教えてくれました。
同施設を運営する社会福祉法人秀峰会には、総務スタッフに、ベトナム人を配置するなど、約60名のベトナム人介護スタッフをサポートする体制が整っているとのことです。
横浜市においても、外国人介護人材をサポートするために、日本語の学習支援や介護福祉士国会試験合格のための講座、家賃補等を行なっていますが、対象者や予算が限られており、今後さらなる充実が必要です。
先月の決算議会では、外国人介護人材について質問しました。本市は今後ますます介護を必要とする方が増えることが予想され、外国人介護人材の積極的な受け入れ、定着支援が必要と認識しています。
そのためには、外国人介護人材の方が、横浜を選び、横浜で働き続けたいと思える環境づくりが重要です。私も看護師として介護現場を経験し、外国人介護人材の活躍を間近に感じて来ました。
介護分野で働きたいと思う外国人の皆さんにも、国籍関係なく、介護現場で活躍し、働き続けて欲しいと思っています。
外国人介護人材の登用により、介護現場が明るくなった、サービスが向上したとの声も聞かれています。国際都市横浜の介護を、世界の皆さんとともに、より良くして行けるよう、現場の声を大切に市政に取り組んで参ります!