世界が認める高級シルク 『横浜スカーフ』の歴史は、遡ること1859年、横浜の開港と共に始まりました。横浜からの生糸の輸出が盛んとなり、生糸から絹のハンカチーフが生産され輸出されるようになりました。
明治時代を通しては、横浜から輸出されたものうち、約70%を占めるのはシルク(生糸と絹製品)でした。
戦後、更に横浜のシルクは一世を風靡し、輸出は世界シェアの80%を占め、1998年頃までは国内の90% を占めていました。近年は、外国ブランド品が自国生産となったこと、ファッションの変化などにより生産は急激に減少してきています。
横浜スカーフ産業は、これまで好不況の波を乗り越えて発展してきました。その背景には、技術者の絶え間ない研究と努力があります。
今後は、ものづくりの盛んな横浜の特長を活かし、横浜スカーフの技術が世界に誇れる新たな商品を生み出すことを期待すると共に、改めて私も横浜スカーフを生活に取り入れてみたいと思いました。