お店の前を通るたびに、再開はまだかと確認し、扉の貼り紙を見て「まだね…」とガッカリしていた、うどんの名店『やじろべえ』。
とうとう、待ちに待った再開です!店内に入ると懐かしい店員さん達が、笑顔で迎えて下さいました。メニューは見ずとも、『モロヘイヤの冷たいざる』。モロヘイヤの練り込まれたうどんのツルツルとしっかり歯ごたえのシコシコが忘れられず、外は寒くとも、ざるをチョイス、オーダーしてから、間もなく、キッチンカウンターからは、うどんを茹でる小麦の香り、天ぷらがピチピチと揚がる音がして、お腹がペコペコになります。
出来立てをお盆に乗せて運んで下さるのは、『やじろべ』で大活躍の障がいをお持ちの店員さん。いつも丁寧に優しく運んで下さいます。目の前に広がる豪華なランチ膳には、盛りだくさんの天ぷら、艶やかな緑のうどん、手作りデザートが所狭しと並び、食べる前からワクワクします!
久々のモロヘイヤうどんをひと口含むと、ツルっと、シコっと、目の覚めるような美味しさ。トッピングのモロヘイヤのおひたしをつゆに入れると、これまたツルツルっ感が増して、箸が止まらなくなります。揚げたての天ぷらは、私の大好きな季節の野菜5種盛り、モロヘイヤ塩で頂くと、野菜の甘みと香りが引き立ちます。
お腹いっぱいの後には、別腹のデザートです。手作りの抹茶ババロアは、ぷるっと、コクがあり、黒蜜きなこのトッピングの本格派でした。
店員さん達のおもてなしの心とゆっくり頂ける店内の雰囲気、そして変わらぬ美味しさに、何度でも行きたくなる『やじろべえ』。再開と再会に感謝です!