皆さんのお住まいのお近くに「ともしびゾーン」はありますか?
「ともしびゾーン」は神奈川県独自の交通標識です。病院などの近くにおいて、「交通弱者に注意を!」喚起するために、1981年に設けられました。
1976年に長州神奈川県知事は県民に対して「ともしび運動」を提唱しました。「ともしび運動」は、障がいや年齢などに関係なく、全ての人たちが手を携えて歩むことができる福祉社会づくりを推進するものです。「ともしびゾーン」は、神奈川県の行政施策「ともしび運動」から作られた経緯があります。
2006年に「バリアフリー新法」が制定され、「ともしびゾーン」は廃止されました。以降、「ともしびゾーン」の標識や路面表示は、順次撤去、消去されています。
子どもの頃、遊んでいた公園の近くで、ふと目にした「ともしびゾーン」に、県政の歴史や国の法制定が関わっていた事には、大変感慨深い事です。無邪気に走り回ったり、自転車に乗って走ったりしていましたが、「ともしびゾーン」を知らず、今となっては事故など起きなくて良かったと安堵しています。
皆さんのお住まいのお近くにも「ともしびゾーン」標識が残っていましたら、優しく通行して下さいね!