「えっ!これって、車いす?!」初めて乗ったペダル付き車い『COGY 』。オシャレで、機能的で、スポーティーな乗り物。ペダルに足を軽く乗せるだけで、前へ進み、バックでき、レバーに軽く手を添えるだけで、方向を変え、回転できる優れもの。『COGY』で街を走ってみたいな、『COGY』で皆と運動会をしてみたいな、と楽しい夢を描きました。
『COGY』は、東北大学名誉教授半田康延先生が、脳性麻痺による四肢体幹障がいの方々の移動手段として、考案・作成したペダル付き車いすです。普通の車いすでは車輪を回して、その場で回転することは難しいですが、『COGY』は簡単な操作で、軽い力で、自分で回転可能です。
片麻痺や脳性麻痺の方だけでなく、下肢の筋力が低下したご高齢者等、歩行困難な方も、『COGY』に乗れば、片足でペダルを押せば、反射的な指令で、もう片方の足が自然と動きます。これまで車いすだった方が、自分の足で移動できるようになると、意識変容が起こるそうです。車いすでは、自分は運ばれている感覚だったのが、自分で漕げる自尊心が芽生えます。
私も実際に『COGY』に乗ってみて、自然と笑顔になれて、『COGY』と一緒に街へ出たくなりました。障がいのあるなしに関係なく、笑顔になれる乗り物、子どもたちにも人気の乗り物、そして、貴重な移動手段、『COGY』。自治体や研究機関等も、足こぎ車いすに注目し、高齢社会の健康長寿の切り札として、導入や研究を進めています。横浜市でも、『COGY』でスイスイと楽しく移動する人、インクルーシブスポーツの場等で、より多くの人が『COGY』を体験できる場を増やして行きたいと思います!