つくば市にある、国立研究法人・物質材料研究機構、産業技術総合研究所を視察しました。
物質材料研究機構では、超伝導について、フロンティア超伝導材料グループの高野博士から、ペロブスカイト太陽電池の研究について、太陽光発電材料グループの白井博士から、研究について説明頂きました。超伝導の技術が、医療機器MRIに導入されていることや、将来、超電導を使った電力ケーブルや新交通など、新たな分野への利活用の可能性について、知ることができました。ペロブスカイト太陽電池については、その開発の歴史や他の太陽光発電との違いや類似点、変換効率を上げるための研究や企業における研究開発等について学ぶことができました。実用化へ向けての課題についても、改めて認識することができました。
産業技術総合研究所では、『AIST CUBE』を視察しました。『AIST CUBE』では、産業技術総合研究所の研究成果や社会実装された展示物など、実際に見て体感できました。また、研究者のメッセージも添えられ、研究者の思いが伝わってきました。つくばでの研究の視察を通じ、研究とは、社会課題の解決や、地球規模でのより良い暮らしの実現、そして、日本の産業競争力の成長につながる、貴重な取組みと実感しました。
研究者がいるからこそ、研究者のたゆまぬ努力があるからこそ、私たちの暮らし、生活環境がより良くなり、幸せある社会が実現します。横浜市における、様々な分野の研究にも目を向けて、研究支援につながる施策の推進、つくばのように、研究者の成果や取組みを知ることができる場や機会を、横浜市においても実現し、研究の価値を高めて行きたいと思います。

