旭川市は、2019年にユネスコ創造都市ネットワークのデザイン分野に加盟認定されました。ユネスコ創造都市ネットワークに加盟することで、各加盟都市の優良な取組事例を共有したり、デザインを活かした都市創出の取組を活性化することができる等、様々なメリットがあります。
旭川市は、世界的にもデザイン評価の高い旭川家具や、個性豊かなアイヌ文化など、都市と自然資源のコラボによる、自然・人・文化で育む『デザインの森』という理念があります。その『デザインの森』の根幹をなすのが、「幸せのデザイン」。アイディアの種が、幸せの木々として、生い茂る美しい森の誕生、そのものがデザインとして、捉える視点を学びました。
デザインとは、目に見える形としてのデザインだけでなく、地域課題の解決につながるような、クリエイティブな思考を、人々が出し合って、創り上げていくこと。デザインと聞くと、目に見える形をイメージしがちですが、デザイン都市・旭川市の視察を通じて、デザインとは人を幸せにするためのツールの一つであるという視点を持つことができました。
旭川市庁舎や議場も、木の温もりが随所に感じられる設計となっています。いるだけで、木の薫りに包まれ、心癒されるのも、地元の木を地産地消し、さらには、来庁者の幸せを考えた、デザイン思考にあると感じました。これからは、デザインという言葉の意味を深く考え、市民目線を最も大切にし、見た目だけの施策から脱却し、市民の皆様の幸せを第一にした、様々な施策を推進して行きたいと思います!