子ども達の遊ぶ公園の至る所に「たばこのポイ捨て」が…
1995年(平成7年)に公布された「横浜市空き缶等及び吸い殻等の散乱の防止等に関する条例」では、市内全域で、空き缶や紙くず、たばこの吸い殻などのポイ捨ては禁止されています。違反すると2万円以下の罰金を科せられる場合があります。
とは言え、ポイ捨てが日常的に散見されているのが現状です。特に地域の皆さんからお声を頂くのは、お子さんの利用が多い公園などにおける「たばこのポイ捨て」です。
子どもの誤飲事故で、一番多いとも言われているのは、たばこの誤飲です。公園や保育施設近隣の道路へのたばこのポイ捨ては、たばこの誤飲リスクを高めます。たばこに含まれるニコチンは毒性が強いため、特に乳幼児の誤飲には注意が必要です。
たばこのみならず、缶ビールなど酒類の飲み残しを放置するのも、危険です。
ポイ捨てには、プラスチック包装容器やペットボトルなど、リサイクルできるもの、放置することにより、環境に影響を及ぼすものもあります。
条例に定められなくても、罰則がなくても、「ポイ捨てがなくなる」環境を創ることが重要です。地域には子ども達が主体的にポイ捨てを回収する活動をしている姿もあります。その姿は、私たち大人の果たす責任を改めて直視させられます。
1995年から約30年が経過し、時代は急速に変化しています。従来通りのポイ捨て防止施策だけでなく、SDGsの観点や科学的根拠を踏まえたポイ捨て防止施策を推進して参ります!