Pink Shirt Dayはカナダで始まったいじめ反対運動です。いじめに反対する姿勢を象徴するピンクのシャツを着る日です。
日本では、2月の最終水曜日を、いじめについて考え、いじめられている人の気持ちに寄り添う思いを表す日とされているそうです。今日の議会には、ピンクのジャケット、Pink Shirt Day のバッヂを身につけ、いじめ反対への思いを込めて出席しました。
年に一度のPink Shirt Dayは、私にとっては辛い過去の記憶がよみがえる日です。かつての私もいじめに悩んだ当事者です。誰にも相談できず、ただひらすら我慢する日々。そしていつも思う事は「私がいけないから、みんなと違って劣っているから、いじめられてしまうんだ…」という事のみ。
子どもの頃のいじめの経験は、その後の人生に様々な形で影響を及ぼします。私にとっての思春期の辛い経験は、自分らしさを失い、他者へ心を閉ざす形になって、更なる苦しみを味わうことになりました。
しかし、私を救ってくれたのも私の周りにいてくれる皆さん。時間はいっぱいかかりましたが、自分らしくいられる仲間や恩師に出会えて、だいぶ心を開くことも出来るようになりました。
やっと大人になって、だいぶ経って、「いじめをしていた子にも辛い事情があったのかな」とも思う事もあります。一方で、いじめらしき場面に遭遇すると、許せない気持ちが込み上げて来ます。
いじめは、いじめを受けた人の人生に大きな影響を及ぼします。命を失う重大な結末も招く事とあります。いじめのない社会、そして、いじめに悩んだら、すぐに居場所や逃げ場を見つけ、SOSを発信できる環境づくりに励みたいと思います!!