歩行リハビリロボット『curara』は、信州大学繊維学部から生まれた発想で、衣服のように着ることのできる、歩行リハビリロボットです。
人に優しい“着る”ロボット技術で、手を引くように、優しく足を進めるトレーニングパートナーとも言える、新技術です。股関節・膝関節用、フルセットでも重さ2.9kgの軽量で、装着も操作も簡単です。また、左右の股関節・股関節用だけでなく、股関節のみ、片麻痺など、多様なニーズや症例に合わせて構造を変更できるのも特徴です。
さらには、初めの10歩の歩行で、利用者の歩行状態を分析し、効果的な歩行改善メニューを判断し、歩行をアシストできる優れた機能を備えています。『curara』でリハビリテーションを行うことで、『curara』がなくても、安定した歩行ができるようになった事例も多くあります。
私も看護師時代は、患者様のリハビリに携わりました。『curara』のような、歩行リハビリロボットがあれば、自立歩行が早まるだけでなく、正しいポジションでの歩行ができるようになります。患者様にも、ケアする側にも、メリットのある、新たなテクノロジーを導入が進み、より良い医療が提供できるようになって来たことを嬉しく思います。医療や介護の新技術導入に関わる施策にも、より一層、力を入れて参ります。